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4/18のALL DEAD DIES FES 2020延期の旨が7thのスケジュールに記載されたスクショがRTで回ってきた。
昨今世界を混乱に貶めている新型コロナウイルス。その感染拡大状況による拡散防止のため、dieS主催のGIGが延期となるのは3/19に次ぎ2度目である。
ALL DEAD DIES FES(以下A.D.D.F)に関しては4月中という日程的にも出演者数に伴う動員的にも、加えて長丁場という点でも、恐らく従来の開催日での決行は難しいだろうと覚悟はしていたので、後はいつdieSから延期(耐え切れないが最悪の場合中止)の発表があるだろうかと内心戦戦慄慄とした日々を送っていた。が、dieSが発表するより前にこの様な形で不意に報せを受けるとは微塵も考えていなかったので、私は今滅茶苦茶動揺している。心臓が早鐘を通り越し警鐘と化している。警鐘警鐘警鐘警鐘警鐘。奇襲に滅法弱いんだなと思った。
A.D.D.F2020延期云々のツイートを見た際に、荒瀬大が一番楽しくなっちゃうGIGじゃん!!!!!と面子を確認した瞬間歓喜の余り駅のホームで叫んだ昨年A.D.D.F2019の記憶が走馬灯の如く蘇ったのだが、普段であれば5時間近い長丁場のGIGはどこかしらで疲弊を感じ休憩を挟んでしまうのに、A.D.D.Fにはソレが存在しなかった。
誇張なしに最初から最後まで楽しい時間だけが瞬く間に過ぎ、各々のバンドが奏でる至高の音楽を享受出来る時間が幸せで仕方がなかった。
昨年2019/04/28に産声を上げたばかりであるA.D.D.F。
ここ数年のdieSのGIGは基本dieS主催が大多数を占めており、A.D.D.Fは目黒5daysと並びdieSの催すGIGの集大成。ソレはつまり荒瀬大の人柄、人徳、人間性。荒瀬大が持つ人間を魅せ寄せる力の具現化と言っても過言ではない、と私は思っている。
荒瀬大が生まれ育ち愛する横浜の地で、荒瀬大が愛してやまないバンド及びバンドマン達を集結させ、その人々を愛しフロアに集う我々と共に昼間っからドンチャン騒ぎをする。そんな荒瀬の想いから生まれたA.D.D.Fは、dieSの荒瀬大が音頭を取り7thに集う人間全員で神輿を担ぎ踊る横浜の春のお祭りなのだ。
dieSが催し参加するGIGの延期を受け、寂しくない、苦しくない、悲しくない、と言えば嘘になる。オマエは何故そんな嘘を吐こうと思った・・・と呆れ果てる程の真っ赤な嘘である。dieSのGIGは私にとって文字通り生きる糧であり、dieSの音楽に触れられる時間と空間に匹敵するモノは私の中には現状存在しない。
ただ3/19の延期の発表の際にも強く思ったが、公演延期に関しては中止ではなく振替公演を提示してくれたことに対する多大な感謝と、仮にでも未来を明言し導いてくれることに対しての安心感を抱けている。
しかしながら今回は、A.D.D.Fの延期に関してはそれらの感情以上に、延期の判断に到る過程で存在したであろう荒瀬の苦悩や心労が、荒瀬が長い時間を費やし尽力して積み上げてきた集大成としてのA.D.D.Fが、本来であれば滞りなく開催され荒瀬が心底嬉しそうな表情を見せてくれていたであろうdieSのGIGが、こんな時勢に妨害されてしまっている現状が、本当に悔しくて仕方がない。
dieSの自由さを奪っている要因全てが赦せない。
そしてdieSに対して何も力になれない、何も出来ない、ただ事態の一刻も早い収束を願うだけの己の無力さ不甲斐なさが最も腹立たしい。
毎日、毎日毎日毎日毎日dieSが差支えなく「普通」にGIGを催せる日々が戻ることだけを、それだけを願っているが、願う行為が果たして一体何の役に立つのだろうか?
警鐘が鳴り止まない。

tasukarazu

GIG set list / impressions / illustration

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